景観ルックイン2012・記録

2012年度の景観ルックインは、名古屋駅から歩いて行ける距離にある円頓寺・四間道を舞台にして開催した。この地区は戦災よる被害が少なかったために、名古屋市においては数少ない戦前からの歴史的町並みが残っているのが特徴的である。かつては盛況であった円頓寺(商店街)も徐々に衰退し空き店舗が増えつつあったが、近年、地元まちづくり団体の熱心な取り組みによって、空き家に新たなテナントが入りまちが活性化して注目されている。ルックインにおいては、まち歩きやグループ討議を通じて、歴史的町並みの現状や地元主体による活動について理解を深めることが出来、大変に有意義であった。開催にあたっては、吉村輝彦先生(日本福祉大学)に全体的な企画運営でご協力頂くとともに、秀島栄三先生(名古屋工業大学)、川原茂樹氏(那古野一丁目まちづくり研究会)、飯田幸恵氏(縁側妄想会議編集室)、藤澤徹氏(那古野下町衆)、四間道レストラン、名古屋市都市住宅局、同市西区役所の皆様にもご協力頂くことが出来、改めて心から感謝申し上げたい。