景観政策レビューとは


折を見ては、実地に見学し、市町村の景観政策を学び、意見交換を行いたいと思っています。私たちにとっては共同研究のようなものですが、これからの景観制度を考える上で必要な基礎的なデータを集積できれば幸いです。
ただ、2011年度に第一回目(テストケース)を行ったばかりで、これからの課題です。

第一回 景観政策レビュー<真壁の歴史的景観と震災被害状況>

桜川市真壁は2010年に茨城県で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定された。最初の事業として伝建地区の案内板を設置している工事のさなか、東日本大震災に見舞われた。伝統的建造物を中心に屋根瓦の落下、漆喰壁の崩落など甚大な被害があった。2011年7月1日、景観小委員会で真壁を訪れ、伝建地区の桜川市担当者から、被害状況、応急復旧状況、復興まちづくりの方針などの説明をいただき意見交換を行った。その後、現地を視察した。