診断にあたってのアドバイス
a.建築後約20年経過すると、壁体内部の鉄筋にさびが認められるようになり、抵抗力が弱くなります。
b.建築後に高さ方向の増積みをすると、全体のバランスや鉄筋が上下につながらないなどの問題が生じます。
c.ブロック塀は、自立構造物として設計されています。土圧や他の構造物からの力には、抵抗できません。
d.擁壁注3や玉石積みの上のものは、基礎の抵抗力不足や落下時の衝撃などにより、危険性が高くなります。
e.鉄筋の有無は、感度の良い方位磁石をブロック塀に近づけたときに、針が振れることで確認できます。
f.耐力診断には、危険を伴うことがあります。周囲に人がいないことを確認し、必ずブロック塀を押して下さい。
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