国際材料構造試験研究機関連合
DE RECHERCHES SUR LES MATERIAUX ET LES CONSTRUCTIONS
RILEM事務局
E.N.S.61
avenue du President
F-94235 Cachan Cedex
Tel:+(33 1) 47 40 23 97
Fax:+(33 1) 47 40 01 13
“RILEM”とは
このキャッチワードは何を意味するか?
この有名なキャッチワードは、ある国際的な非営利団体の略称です。
RILEMは研究機関および企業の専門家を結集して、建築材料の設計、試験、製造および利用の各分野における進歩を図る、80カ国にまたがる国際コミュニケーション・ネットワークです。
RILEMに集まる各国代表(日本では、国土交通省建築研究所所長)は、地域・国別グループを通じて建築科学の分野全般にわたるニュースを参加者に提供するための中継センターの役割を果たしていますが、さらに重要なこととして、RILEMのチャンネルを通じたフィードバックにより、ローカルな活動に国際的次元を提供します。
RILEMの精神とは
RILEMとは、赫々たる過去の実績と現在の科学への献身を誇る共同体です。将来に対するRILEMの現在の抱負として、これらの活動の持続可能な発展を目指していますが、これを実現するには、あなたにもこの組織に参加していただき、我々の志高いプログラムに貢献していただかなければなりません。
RILEMの目的とは
次のような活動に重要な貢献をするために、知識と情報を収集、生産および普及します。
l 構造物における材料の生質と性能の実験室と実用の両条件下での研究
l 試験方法の統一と新たな実験手法の開発
l 研究結果の建築および土木工学の実務への応用
RILEMの構成は
これまでの成果に貢献した人々は
権威ある地位を占める成熟した科学者、しかも多数は名声の頂点にある人々ですが、その国際共同体であるRILEMは、その学識を分かち合うこの機会を歓迎しています。また、新進気鋭の研究者も参加していますが、うち30名近くはすでに、科学文献の蓄積への傑出した貢献を表彰するRILEM主催の年次ローベル・レルミット・メダルと、それに伴う奨学金を受賞しています。
この鎖を繋ぐすべての中間の環、すなわち、業界の指導者、現役の技術者、実験室と現場の専門家、これらの人々が、公共の利益のために、一層の国際・共同体レベルの生産性向上を追求する、専門的なコミュニティを形成しています。
あなたもどれかに該当しますか
もしそうであれば、RILEMにお入りください。
他の仲間の施設を訪問し、
仲間をあなたの実験室に招待し、
RILEMの技術委員会で協力してください。
RILEMのシンポジウムで仲間と交流してください。著名な学者、技術者、実務家、国際機関からのオブザーバーが出席します。
RILEMは創立以来、シンポジウムを主催し、『シンポジウムプロシーディングス』は110編に上っています。
その表題の一覧を一目見ただけで、RILEMがテーマの上でも、また、地理的にも、いかに広範囲にわたって活躍しているかがすぐ分かります。
l コンクリートと組石造の解体と再利用、東京(日本)1988年
l コンクリート用混和材−性質の改良 バルセロナ(スペイン)1990年
l 繊維補強セメントとコンクリート シェフィールド(英国)1992年
l セメント系複合体の界面 ツールーズ(フランス)1992年
l 石材、その他の材料の保全 パリ、1993年、RILEM/UNESCO共催
l コンクリートのクリーブと収縮 バルセロナ(スペイン)1993年
なぜ今RILEMに入るのか
あらゆる種類の欠乏の問題に悩む世界では、資源の節約と適正な使用が緊急に求められ、そのため、問題に真剣に取り組む人々は、意思決定の立場にあろうと、一般の個人であろうと、それぞれの特定の分野において、最新の技術を包括的に理解するためのツールと、進歩を促すインセンティブについて、簡潔、かつ、信頼性の高い情報を等しく求めています。
RILEMの各専門家は、RILEMの会員による知識と技術の飽くことなき移転のみが両半球における持続可能な発展を確保し得ることを認識し、豊富な知識を創造し、それを五大陸のRILEM会員を通じて分かち合っています。
あなたの過去の経験と現在の能力は、コミュニティに奉仕するための、この共通の運動に積極的に参加することによって一層高められます。
どなたでも、RILEMに入会できます
RILEMのあらまし
RILEMの活動の仕組み
RILEMの各種技術委員会の委員相互の共同作業に、各委員は自分の特定の能力をどういう風に適合させることができるのでしょうか。
それぞれ特定の任務を与えられ、主題別に“RILEM Technical Recommendations”『RILEM技術指針』と“State- of-the-Art Reports”『最新技術報告』を作成する各種技術委員会の作業に参加することです。
献身的な委員長のレーダーシップの下に、選ばれた専門家の国際的グループより優れたフォーラムがあり得ましょうか。
現在、60の技術委員会が、次の領域をそれぞれ担当しています。
l コンクリート技術
l 実験的・理論的研究
l 特殊コンクリート(気泡、高強度、繊維補強、セメント複合体など)
l 金属および金属構造
l 炭化水素
l 合成材料および複合材料
l 木材および木構造
l 組石造
l 耐久性
l 耐用年数および維持管理
RILEMの生産性とは
各種技術委員会はこれまでに合計160件以上の『RILEM技術指針(RTR)』を立案しました。国際標準化機関は、それぞれの作業の基礎として、多数のRTRを利用しています。最近取り上げたテーマとしては、フライアッシュ、オートクレーブ養生気泡コンクリート、組石造ユニット、ビチューメン材料、木構造などがあります。
『最新技術報告』は、特定の研究テーマに関する現在の知識の総説です。このような報告は、しばしば知識のギャップを明らかにして、将来の研究に向けた戦略策定に寄与します。最近のテーマの二、三の例を挙げれば、解体廃材のリサイクル、ジオメンブレン、金属腐食など。
RILEMの中心的刊行物は、「材料と構造」(Materials and Structures)です。年10回発行され、建築材料の性質と性能、試験方法の標準化、研究結果の応用などの分野における現在の研究状況を伝える、有力な国際バイリンガル(英仏語)誌です。
あなたの存在を知らせる、今こそその時です
添付の入会申込用紙に記入し、提出して頂ければ、あなたのRILEM入会が登録されます。そして、主として、次のような入会特典が受けられます。
■ 会員名簿と技術委員会名簿(年刊)
・これにあなたの関心がある分野が直接記入されるので、仲間の会員にあなたの存在が分かり、他の会員との直接コミュニケーションが可能になります。
■ RILEMの活動の年次報告書
・年間の活動状況が一目で分かります。
■ RILEMニュースレター
・活動のパターンの変化を反映するカレードスコープ、あなたのご意見をお待ちしています。RILEMニュースレターは、会員からの提案を歓迎する、開かれたフォーラムです。
■ RILEMのあらゆる行事への招待、割引料金でご参加いただけます。
・仲間の研究者との対面のチャンスです。
■ 割引料金でRILEM出版物を購読
・他者の研究を知り、自分の研究を知らせるチャンネルです。
一方、RILEM自体のこともあなたに詳しくお知らせします
RILEM出版物一覧をご請求ください。最新情報をお届けします。
今後の主催行事の予定表をご請求ください。これからのRILEMで期待されるあなたの役割が分かります。
あなたが個人としてRILEMに入会されても、各国の政府機関や非政府機関から認知され、諮問を受け、専門家の派遣もしばしば要請される、この強力な機関が、その日からあなたを代表することになります。
RILEM入会手続きとは
あなたはすでに専門的な活動に携わっていらっしゃいますか。
そうであれば、次のどちらかの資格で入会できます。
■ 正会員 経験豊富な科学者または技術者
■ 会友30歳未満の研究科学者または技術者。学生の方も、委員会から指名があれば、RILEMの各技術委員会の活動に参加できます。
法人会員資格は、次の3区分に分かれています。
■ 全国的に知られた研究試験機関、または大学、または国際・国内レベルの標準化機関に所属の方は、自動適格者としてRILEMに入会できます。
■ 材料または建設分野の大規模な企業または団体に所属の方は、産業会員として入会できます。
■ 研究、学術または建設分野の中小規模な団体または企業に所属の方は、準会員として入会できます。
RILEMに入会すべきだとご納得いただけたら、添付の入会申込用紙に記入、送付、または直接、下記のRILEM事務局にご連絡ください。
RILEM Secretariat
General
c/o Ecole Normale Superieure, 61 avenue du Président Wilson
F-94235 Cachan Cedex,
France
Tel : 33 1 47 40 23 97 - Fax : 33 1 47 40 01 13
www.rilem.org