講演会・テーマ「前川國男の建築と埼玉の地域空間」

主催:日本建築学会関東支部埼玉支所

後援:埼玉県、埼玉県立歴史と民俗の博物館、埼玉建築設計監理協会、日本建築家協会関東甲信越支部・埼玉地域会 (社)埼玉建築士会、(社)埼玉県建築士事務所協会

日本の戦後の都市は住宅難解消の時代から公共施設の整備の時代を経てシビルミニマムの時代に移行してきた。日本の近代建築は標準化最小限の確保から都市発展拡大の時代にも寄与してきた。その理念の基盤となっていたモダニズムとは何か。その間に幾度かの地域環境問題からの警鐘があり、現在は拡大発展の時代からようやくにして持続・継承・循環の時代に移行することが社会的に認められる時代に入っている。では前川國男の建築はモダニズムの文脈でどうとらえられてきたか。そこには地域性に配慮した反モダニズムの文脈の視点と空間はなかったのか。前川は日本をリードする建築家として地方の公共建築を多く手がけてきた。彼は地方の地域環境をどのように見てそのコモンスペースを考えてきたか。その感性はどのような建築家としての倫理性に支えられていたか。これは建築空間にのみ帰される再解釈・再評価の課題ではない。地域の計画制度も併せて振り返ることになる。日本の地域空間と建築の関係を各地域主体で再編再生する立場から欠かせない検討である。前川の考えや空間と埼玉県の地域性・都市性との関連を検証すべく各講師より下記演題での講演を行うが、更に作品見学会により深く前川国男の心に触れていただきたい。

日時 2006年6月4日(日)午後2時30分〜4時30分

場所 埼玉県立歴史と民俗の博物館講座室(前埼玉県県立博物館、さいたま市大宮区高鼻町4−219 電話:048-645-8171、最寄駅:東武野田線大宮公園駅徒歩5分)

     

■司会  八代克彦(ものつくり大学)

■講演  日本のモダニズムと前川國男    松隈 洋(京都工芸繊維大学)

    前川國男の空間の反モダニズム性  宇杉和夫(日本大学)

    埼玉県の地域性と公共建築     樋口和男(埼玉県庁)

    建築倫理と建築家前川國男     橋本 功(前川建築設計事務所)

定員:150名、事前申し込み要(電話、FAX、または、E-mailで
申し込み先:日本建築学会関東支部埼玉支所(さいたま市浦和区高砂3-10-4
         TEL048-866-8257 FAX:048-861-2384  E-mails_gakkai@zpost.plala.or.jp http://news-sv.aij.or.jp/kcaij/s12/
参加費:無料、ただし資料代500円

■見学会

@埼玉県立歴史と民族の博物館:1時半〜2時半、定員30名事前に申し込み要。企画展の入場料有り(芸能絵巻「舞い・踊り・囃子」)、ロビー集合
A埼玉会館:午前11時から12時、定員30名事前申し込み要。無料。中庭集合