日本建築学会東北支部山形支所事業2008
山形モダン建築の再発見
山口文象の梅月堂をめぐる展覧会
1.趣旨
山形市内に建つ「YT梅月館(以下、旧梅月堂と記す)」は、竣 工70年以上を経た商業建築で、設計者である山口文象 (1902-1978)が、
ドイツからの帰国 後設立した「山口蚊象建築設計事務所」名義の作品です。(同時期には黒部第二発電所、番町集合 住宅など)
現在の旧梅月堂はそれなりに改修され設計時そのまま姿ではありませ んが、プロポーションも美しく、この時代の先端的なデザインをいまに
伝える文化財と言えます。また、竣工70年を経た モダン商業建築が、いまも使われ続けているきわめて稀な事例であり、近代建築を学ぶもの
にとっては、山形という街がつくったファンタジーとさえ映ります。
そ の一 方、現在の街並にあまりにも馴染んでいるため、その重要性が語られる機会が少ないという現状があります。
そこで今回、地方都市の中で生き続けるモダンデザイン、いわばマレ ビトとしての建築の魅力を、山口作品を通して体験する展覧会、
シンポ ジウムを開催いたします。
主催:日本建築学会東北支部山形支所
協力:株式会社東邦エンタープライズ、株式会社アール・アイ・エー、 東北芸術工科大学、スタジオ香川
後援:DocomomoJapan
(1)旧梅月堂展覧会・オープンハウス
日時:2009年1月12日(月)-17日(日) 11:00-17:00
会場:YT梅月館(山形市七日町1丁目4-26)
空室となっている2、3階を借り、内部の見学および梅月堂の図面を中 心とした展覧会を催します。
(2階は現在仕上げが剥がされており、部分的に当時の躯体や仕上げを 見ることが出来ます。)
(2)旧梅月堂シンポジウム
日時:2009年1月11日(日)、14:00-16:00
会場:YT梅月館(山形市七日町1丁目4-26)
講演:伊達美徳(山口文象研究者)
座談会:伊達美徳、相羽康郎(東北芸術工科大学)、他
進行:香川浩(スタジオ香川)
連絡先
東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科相羽研究室
tel 023-627-2057 mail yaaiba@env.tuad.ac.jp
講師プロフィール
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伊達美徳(だて・よしのり) 山口文象研究者
1937年生。大学で建築史を学び、入社したRIA建築綜合研究所(現: アール・アイ・エー)所属中に、山口文象の謦咳に接した。
山口の晩年 に作品集出版の企画編集執筆を担当し、山口没後に「建築家山口文象 人と作品」(相模書房1982年)、
「新編 山口文象人と作品」(アールアイエー2003年)を上梓。山形では「七日町再開発基本 計画」(山形市1977年)を担当、梅月堂で会議をした。
この 20年はフリーで大学講師やNPO理事など。
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