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日本建築学会 中国支部

AIJ, Chugoku Branch

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■第11回(平成26年度)中国建築文化賞について

一般社団法人日本建築学会中国支部では、中国地方の建築文化の発展に顕著な貢献が認められる活動に対して表彰し、広く地域文化の発展と建築文化に対する意識の高揚を図ることを目的とした「日本建築学会中国支部建築文化賞表彰制度」を平成16年度に創設した。第11回目となる昨年度は次の取組みを表彰することに決定した。当該賞の創設主旨を十分満たす優れた作品であり、これらの作品を以下に紹介する。

「ワンデーエクササイズ」による建築文化・ひとづくり・まちづくりへの貢献(人物・団体部門)

受賞者:岡山建築設計クラブ

岡山建築設計クラブは、岡山県内で建築設計・工事監理を専業としている有志が集まる任意団体である。同クラブでは、『建築設計事務所の業務・技術の進展をはかり、文化の発展に寄与する』ことを目的に掲げ、発足以来28年間、岡山の「まちづくり」や「ひとづくり」に貢献している。
「ひとづくり」「まちづくり」の観点から、岡山県内の建築系大学、専門学校、専門科高等学校の学生や生徒を、広く参加対象とした「まちづくり設計提案競技事業」である。
設計競技の目的は多岐にわたるが、同地域で建築を学ぶ若者が一堂に会し、岡山市や倉敷市の中心市街地のまちづくりを具体的に検討すること、学校単位でチームを編成して、まちづくりの基本となる「協議」の機会を与える点にある。また「ワンデーエクササイズ」で学生・生徒たちが取り組んだ各作品は、多くの人の目にとまる場所で展示し、より多くの市民がまちづくりに関心を持つための喚起材料として発展的に活用している。
以上のように、岡山建築設計クラブが取り組んでいる「ワンデーエクササイズ」は、長年にわたり「まちづくり」、また次世代の文化を生み出すであろう「地域の若者」を対象とした「ひとづくり」に貢献し、地域に豊かな人材を輩出するための機会を継続的に設けた点は高く評価できる。よってここに、中国支部建築文化賞「人物・団体部門」を与える。


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image002.jpg 発表風景

image003.jpg 講師と意見交換


●26年度審査員(敬称略)
杉田洋・大田和彦・龜谷清・古本竜一・松島日出雄


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