本委員会は、石油ショック直後の1975年に「寒地住宅研究委員会」として発足し、北海道の気候・風土に適した住まいを実現するため住環境の向上や省エネルギー化について検討を行い、その成果の普及を図ってきました。1990年代に入る頃から、雪や寒さなどを地域の欠点として克服する対象から、地域の大切な資源として尊重し共生する視点で、委員会の名称を「北方系住宅委員会」に改称し、住宅建築の技術に加え、住まい方を大きな課題として、戸建住宅や集合住宅、高齢者・障害者の住宅、住教育などに取り組み、普及のためのテキストや読本を発行してきました。21世紀に入り、地球環境の保全が人類存続にかかわる問題となり、持続可能な成長に向かって私たち自身のライフスタイルが問われています。本委員会では、北国に住まうことについて、物づくりを越えたライフスタイルへの働きかけを、学会活動の課題として捉え、常に社会へ語りかけることを念頭に取組を行っています。
主査:谷口 尚弘,委員数:13名,委員会開催予定数:4回
新たな地域住宅像形成に向けた取り組みについて検討を進めるため、年4回の委員会を開催する。
1)2013年度継続で「北海道の住まいの歩み」について、報告書等にまとめるための協議を実施する。
2)北海道の集合住宅に関わる勉強会を実施する。
3)新たな地域住宅像の検討に向けて住宅見学会・意見交換会を実施する。
4)住宅ストックの持続的活用による北海道の住文化の形成に資するために、「三角屋根コンクリートブロック住宅の持続可能住居について」の研究を継続して実施する。
主査:谷口 尚弘,委員数:13名,委員会開催数:4回
1)2013年大会時に関連行事として「住まいづくり市民セミナー」(9月2日)を開催し、報告書を作成した。
2)上記1)にて作成した報告書のなかの「北海道の住まいの歩み」について、報告書等にまとめるための協議を実施した。
3)北海道におけるこれまでの「集合住宅」の変遷について勉強会を実施した。
4)新たな地域住宅像の検討に向けて住宅見学会・意見交換会をニセコ町にて開催した。
5)住宅ストックの持続的活用による北海道の住文化の形成に資するために、昨年度まで支部特定課題で採択されていた「三角屋根コンクリートブロック住宅の持続可能住居について」の研究を継続して実施した。
主査:長谷川雅浩,委員数17名
本委員会は以下の活動を実施した。
1)住宅ストックの持続的活用による北海道の住文化の形成に資するために、支部特定課題研究「三角屋根コンクリートブロック住宅の持続可能住居について」を実施した。
2)委託研究「北海道の新たな住宅居住水準の検討」委員会に協力を行った。
3)2013年大会時の住まいづくり建築支援・市民セミナーの開催案について検討を行った。
主査:谷口尚弘,委員数14名
本委員会では次の活動を予定している。
1)新な地域住宅像形成に向けた取り組みについて検討を進めるため年4回の委員会を開催する。
2)住宅ストックの持続的活用による北海道の住文化の形成に資するために、科研研究「三角屋根コンクリートブロック造住宅の持続可能な居住システムの開発」に取り組む。
3)新たな地域住宅像の検討に向けて住宅の見学会・意見交換会を開催する。
4)2013年大会時の住まい・まちづくり支援建築会議 市民セミナーの開催を行う。
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