(社)日本建築学会北海道支部
 
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北国高齢社会の居住環境像委員会

1. 概要

 高齢社会の望ましい居住環境のあり方をさぐるために、新しい家族像とライフスタイル、地域社会と高齢者居住、居住形態や共同居住のあり方、現状の集住計画の限界と可能性など、地域居住と集住に焦点を当てて新理念創出のための検討を行ってきた。今年度は関連する小テーマによる研究会、見学会を4回ほど開催し、高齢社会の居住像の方向性、可能性を検討する作業を進めた。各例会テーマは以下のとおりである。

@「近年のサービスつき高齢者共同住宅の特性について討論」

A「高齢者・障害者の共同居住施設アンビシャス・福祉の家視察」

B「神戸震災後の公営住宅によるコレクティブハウスから学ぶこと」(報告:宇野委員)

C「高齢者居住のこれからの方向について全体討論」

 当委員会では2年間の活動を通して、近年現れているさまざまな新しい居住様式、ライフスタイルを前提にした集住事例を多数収集し、それらの住まい方、コミュニティの分析・評価作業を通じて、そうした居住方式の意味・課題・可能性等を検討した。その過程で人間関係の再構築をも前提にした新しい居住(環境)像創出の必要性も明かになった。

 以上の活動成果を小冊子「北に住まう―高齢社会の居住環境像」(仮題)にまとめる予定である。

主  査:野口孝博
委  員:12名
委員会開催数:4回

 

問合せ先: noguchi@eng.hokudai.ac.jp

2001.4.10 作成