第5回 環境心理尺度ファイルWG 議事録
                      (文責:小島)

日時 :2002.01.11(金)18:00〜21:00頃
会場 :東京大学工学部1号館 環境系ゼミ室
出席者:小島隆矢,宗方淳,高橋正樹,室恵子,川井啓二,上野加奈子,若林直子
     (順不同)
    古賀誉章(オブザーバーとして出席)


1.住居・生活スタイル等における心理尺度の現状報告(高橋正樹)

●公団によるライフスタイル分類、POEM-Hほか、6つの調査で用いられた項目の
  リストの紹介。(未公開資料も含むので当面はWG外秘とする。)
●下記の尺度に関する因子分析・数量化3類の結果報告。(高橋氏博論より)。
    ・住まいについての考え
    ・住宅周辺環境の満足度
    ・住宅周辺環境の重要度
    ・家族生活に関する考え
    ・住まいについての考え
    ・将来の住まい像
    ・ライフスタイル分類モデル
●環境心理分野における調査票設計私案として、調査項目を下記の枠組みを提案。
    ・当該メインテーマ(例:千葉市の観光スポットの問題点を探る)との関連から、
     調査項目を、当該テーマを含むより広い範囲に関する「共通項目」と
     当該テーマに関する「オプション項目」の2つに分けて考える。
    ・フェイス項目については、「居住者属性」「住居属性」「価値観」と3分類し、
     それぞれについて「共通項目」「オプション項目」を考える。
    ・メイン項目(地域環境・当該テーマに関する意識等)については、ほぼ時系列に
     従って、 「経験・知識(知覚・認知)」「印象・評価」「意見・態度」と3分類し、
     それぞれについて「共通項目」「オプション項目」を考える。

     *資料:「住居、生活スタイル等における心理尺度の現状報告」
           「住生活スタイル項目/室内環境(住宅)評価項目」 (WG外秘)
           「アンケート調査項目例 (千葉市の観光スポット)」
           「高橋氏博士論文 抜粋」

●「経験・知識」の位置づけなどについて議論があった。
●「共通項目」が各種の調査目的・分野ごとに標準化されているとよい(作成したい)
  という意見に全員同意した。