新着相談
○○ ○○ 2005.

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住まいづくり 相談・Q&A事例集
● 住まいづくりの考え方
● 土地
● 資金・税金
● 設計・工事依頼先
● 施工一般
● 構造
● 断熱
● リフォーム
まちづくり 相談・Q&A事例集
● 住宅地の環境保全をしたい
● 街中に残る古い木造建物を残したい




住まいづくり 相談・Q&A事例集

● 住まいづくりの考え方

木を切って家を建てることは環境破壊につながらないのですか。

自然保護の観点からは、保存しなければならない森林もあります。木の利用のために伐採された森林は植林することで蘇ります。これが木の循環の仕組みです。木材の利用を考えたときに切った分は植えることが原則となります。木が木材として利用できるまでに生長するには60年くらいかかります。そこで、家は最低60年間壊さないで住めるようにつくれば、木が育つ60年間家を持たせることで、次の家づくりまでに新しく植えた木が使えるように循環させることができます。また、丈夫な家は建て替える時に古民家の再生のように木材の再利用も可能なのです。

家相、風水について
立替を考えています。今の家は手狭になりましたが慣れのせいか特に不満はありません。しかし25年前立て替えたときに親戚に家相がめちゃくちゃと注意されて引っ越してからなにか気になってしまい落ち着きませんでした。新築の時家相を相談するのは大工さんで良いのでしょうか、また現代では風水も検討したほうが良いのでしょうか。

設計の時点で他人の意見を参考にするのは良いことです。
しかい自分の生活が一番良く分かるのは住む本人です。新築の建物に一番必要なのは住む人のライフスタイルにあった間取りと設備ですですから家相、風水から見ると説明がつかなくても住む人が満足して健康に暮らしている例はたくさんあります。
しかし宗教や風水がライフスタイルの重要な要素になっている人も大勢います。それぞれの信じられる相談者に早い時点でアドバイスを受けることをお勧めいたします。
設計者・工務店に完全な図面を書かせてから家相で変更すると変更手数料の請求対象となる場合もありますのでご注意ください。また家相・風水いずれも助言者によって判断が異なりますので複数の助言を参考にすることは避けたほうが良いと考えられます。

● 土地

敷地地盤の高さはどのようにすれば良いのですか。

敷地の大きさにもよりますが、お隣より少しでも高くということで、狭い敷地に無理やり土盛りをする例を見かけますが、玄関や車のアプローチにも影響するなど決して賢いやり方とは思えません。
土盛りの高さにもよりますが、建物の不等沈下につながることも考えられます。豪雨の増水時冠水しない高さ、車の出入りできる勾配、バリアーフリーも検討して決めると良いでしょう。

● 資金・税金

金融公庫以外の融資制度について教えてほしい。

民間金融機関の銀行などでは、公共的な融資の紹介受付を行っていますので、銀行独自の融資も含めて相談されると良いと思います。また、最近は環境の保全などから、各自治体独自の低利融資の制度もあり、地方自治体による融資、利子補給制度などについても金融機関で相談すると様々な制度が利用できます。

● 設計・工事依頼先

工務店から提示された工事内訳書の内容が分かりにくいのですが、どのような点に注意したらよいのでしょうか。

工事内訳書は設計図面と同じように、住まいの質や工事の内容を決める重要なものなので、確認は慎重に行って下さい。
設計者がいる場合は、設計者に内容を確認してもらって下さい。もしご自分でチェックされる場合は、まず提示された工事明細書の表紙の総額を見るだけではなく、各工事項目の内容について細かく説明を受けて下さい。そこでもし、分からないことがあったら必ず質問をし答えをもらって下さい。
また、工事項目の他に経費率や別途工事となっている項目があるかどうか確認する必要があります。説明を受けた後、ご自分でもう一度設計図面と仕様書の内容と工事内訳書の内容に相違がないか確認して下さい。提示された工事費が適正な価格なのかを判断するのは非常に困難ですが、ひとつの目安として、住宅には構造別に一般的な工事比率があります。これは市販されている積算資料に標準コストが発表されており、工事種別ごとの工事費の比率が記載されています。提示された工事費の比率を算出し、標準比率と比べて大きな相違があれば、その原因を確認する必要があります。

近所の顔見知りの大工さんにお願いするつもりでしたが、申請に関する図面や書類作成ができないので、別の人にお願いするといっています。住宅の設計は一級建築士でも二級建築士でもかまわないのですか。また、実際に作る大工さんとは別な人が設計してもいいのでしょうか。

融資関係によっては、様々な設計図書、行政申請手続きなどが必要になります設計は建築士に頼むのが順当です。その際、住宅に関する実務経験の豊かな建築士を選ぶことが大切です。その建築士が設計した住宅の事例を見せてもらうことも大切です。
なお、通常の木造住宅は一級でも二級でも建築士の資格があれば設計できますので、こだわる必要はありません。設計者と施工者は別でもかまいません。むしろ第3者的な設計監理者が、施主さんと施工業者(大工さん)の間に入る事できちんとした住まいづくりを目指すべきです。

● 施工一般

工事中の材料変更
一戸建て注文住宅を著名な工務店(TVで有名)にお願いしました。
最初に図面と契約書をもらい工事が始まったのですがありきたりのタイルや床材が使われていたので個性的なフローリングにしてもらうよう頼んだところ変更できないと断られてしまいました。

理由 むくの床板で栗とか柿など良さそうな材料は床材として無いもしあってもそってしまうので使えない合板で見積したので厚さが12ミリで仕上げなければならない今の材料が気に入らないのならはがす手間まで清算しなければいけない。

ほかにもいろいろ言われたのですが家を建てるのはそう何回もできることでは無いのでもう少し自分に合った材料にしたいと思います。
現在建前が終わり屋根と窓が付いたところで台所だけ床を張り始めたところですどういう風にお願いしたらよいのでしょうか。
工務店では契約前には設計士さんが2,3回打ち合わせただけで今は現場で大工さんしかいません。

今の工務店のままで打合せしながら進める方法と、その他の方法がありますが契約の内容に左右されるケースなのであまり詳しいアドバイスがむずかしいと思います。依頼した工務店が信頼できるなら早急に見本カタログでこれから施工する材料を確認することをお勧めいたします。
住宅の仕上げに使用する板材などは建築用に製品化されたものとそうで無いものがあり日本の伝統的な棟梁は材料の性質を理解し使い分けてきました。ですから全て問題ない住宅が望みなら昔からの建築用材を使用することをお勧めいたします。
しかし割れたりそったりするのが木材の自然な性質であることを理解したうえでそういう材料を使って個性を楽しむ建て主さんも最近では多くなりました。
工務店が理解してくださったらもう一人そういうアドバイスのできる経験豊富な専門家を頼むのも一つの解決方法ですが、工事の監理料金と工務店に設計変更の料金が加算されます

庭の木
木が好きでたくさんの庭木を植えています。樫の木も防火に役立つというので大きくなりすぎないよう剪定しながら数本あります。ところがある人に建物にあまり近く木を植えすぎると建物に良くないと言われました。最近はビルの屋上も緑化しているのにそんなことあるのでしょうか

関東のように長雨(梅雨など)のあるところでは木造の建物の外壁周りにあまり密集して樹木を植えたり、外壁を蔦で覆うと土台にありがついたりバクテリアが土台を腐らせたりすることがあります。
庭木程度なら剪定や植え替えなどで外壁や土台の通風をよくすればある程度なら予防できます。逆に周囲が雑木林の別荘のような環境は建物の床下及び基礎に十分通風がとれていつも乾燥するような配慮が必要です。

防蟻剤を使いたくないのですが、どのようにしたら安全でしょうか。

防蟻に使われる薬剤の成分によっては、人体にとって悪い影響を与えるものもあります。薬剤を使わない方法はいくつかありますので設計者や施工者と相談してみてください。
住宅金融公庫の仕様にも薬剤を使わない防儀処理の方法があります。
その他、人体に影響のないものとして、木酢液や月桃エキスを土壌に散
布したり、ヒバ油や月桃エキスを土台に塗布したり、炭を床下に敷き詰めたりするのも防蟻効果があるといわれています。

● 構造

木造は地震に弱い?
木造の建物が好きなのですが震災のニュースで壊れているのは木造の建物ばかりに見えますやっぱり鉄骨の住宅のほうが安心でしょうか、またパリとか外国の建物は石でつくられていて長く使われていますが日本の最近の建物はプラスティックで作られているように見えます。こんなもので長持ちするのでしょうか。

地震の多い日本でも木造の建物が千年以上使われている例もあります。鉄骨の建物が地震で壊れた例もあります。なによりも鉄骨や鉄筋コンクリートの建物は初めて建築されてまだ百年程度しかたっていません。
建物及び建材は他の工業製品よりも長い年月の耐久性能が求められます。地震に対する耐久性もその主要な一つです。日本の建物が明治以降百年の間に大きく変化したのは地震や火事などの災害に強いものを求めて試行錯誤をくりかえしているのからです。しかし常に新しいものばかり開発しているわけではありません。
最近木造の建物にもっと耐久性能を増す研究をしている設計者も増えています材料の持っている性質を理解し工夫することで建物の寿命が延びることは間違いないので経験の豊富な職人さんや設計士さんの意見を聞いて予算のうちで最良の材料を選ぶようお勧めいたします。

地震が心配ですが、どうしたら安心して住み続けられるでしょうか。

まず、現状の建物の地震に対する安全性を診断する必要があります。細か
な診断は設計者や診断士などの専門家に相談するのが安心です。相談する前に、住まい手にも簡単に出来る診断書があります。
(財)日本建築防災協会のホームページに「誰でもできる我が家の耐震診断」として載っていますので、まずはご自分でやってみてはいかがでしょうか。10項目程度の簡単な診断です。
(財)日本建築防災協会のホームページ
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/

● 断熱

外断熱と内断熱はどちらが良いのでしょうか?

外断熱・内断熱どちらの断熱方式にしても細部・内部結露・構造強度・下地・施工性・価格等への影響と効果を考えて決定すると良いでしょう。

● リフォーム

住宅の新築やリフォームは、どこに相談すれば安心でしょうか。

一般的には工務店、不動産屋、ハウスメーカーなどが思い当たりますが、多くの情報が氾濫しており、情報の取捨選択が困難な状況です。長い間暮らす住まいは慎重に選びたいものです。
住まい手の立場に立って、利害関係のない公正な判断が可能なのは設計者が適任でしょう。まずは住宅の事情に詳しい設計者に相談されることをお薦めします。

外部のリフォーム例
屋根のスレート瓦(コロニアル等)葺きの塗装が落ちて、心配だ。改修したいのだが?

再塗装が一般的ですが、あまり長持ちは期待できません。今の屋根の上に直接、鋼板を葺きなおした方が経済的です。屋根材もゴミにならず、合理的です。

外壁がひび割れし、塗装しなおしたいのだがその他に良い工法はないか?

せっかく改修するのですから、耐震性、断熱性のアップなども考慮した改修の検討をされてはいかがですか。

天井・床・壁の塗り替え(張り替え)がしたいのだが、何か良い素材はないか?

合板などの建材からでる化学物質で、アレルギーを起こすなどの健康被害
(シックハウス)が問題になっています。
なるべく、無垢の木材など自然素材で改修をお考えになってはいかがですか。無垢の床板なども、節を気にしなければ合板と同じくらいで手に入ります。

水周りや、設備の機材が老朽化してきたのですが、どのように改修すれば良いですか?

給水や、給湯の配管も。鋼管をねじ切り、銅管のロウヅケ部分などが先に劣化します。架橋ポリエチレンなどのシステム配管での、改修をお勧めします。接続部などの施工が非常に簡単でシンプルです。以前の工法より丈夫で長持ちし、安心です。 


まちづくり 相談・Q&A事例集


● 住宅地の環境保全をしたい
現在住んでいるところは低層の戸建て住宅が建ち並ぶ落ち着いた住宅地ですが最近、2世帯住宅やアパートなどに建て替えることが多くなり、急激な環境の変化が気になります。変化を否定するものではありませんが、環境の悪化にならないかと心配です。

埼玉県内の良好な低層住宅地では建て替えなどにより、敷地が分割される、住宅以外の建物用途が増えている、3階建て以上の共同住宅などが増えていることなどによる環境の悪化傾向が懸念されています。これらに対応するためには、建築協定や地区計画などにより詳細な環境保全の決め方をすることが考えられます。それらの制度の説明などについて,自治体にまず相談してみてはいかがで しょうか。
専門家派遣などの制度も利用できる場合があります。
県内でも,建築協定や住民発意による地区計画の実例がずいぶんあります。


● 街中に残る古い木造建物を残したい
地域の歴史を伝える木造建物がありますが、手入れも悪く、いつ取り壊されてしまうのか気になっています。

古い木造建物がある街角は、ほっとする雰囲気を醸し出しています。建物所有者にその価値をわかっていただくことが重要です。そのためには、その建物に関心をもつ人たちがこれまで維持してきた所有者のご苦労を分かち合いながら、これからの使い方を提案したりすることで始まるかと思います。県内の各地においてもそうした実例がでてきています。秩父市内の松本教室、行田市内の足袋倉、深谷市で煉瓦造の民家保全に取り組むNPO法人にぎわい工房、川越蔵造りの街並み保全に取り組むNPO法人蔵の会など。
その他にも各地でこうした建物の保全活用の事例が増えてきています。


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