設置目的
性能設計、リスクマネジメント、防災対策などで重要性が増している確率・統計手法やリス
クの概念の理解と普及を会員に促すため、大会PDやセミナーなどを実施する。加えて、WGを組
織し、信頼性工学に関する最新動向の調査ならびに研究を行い、その成果を広く公表する。
2014年度に改定版刊行した「建築物荷重指針」第1章および第2章の英文化作業を作業完了まで
継続して行う。
委員会の位置付け
荷重運営委員会では、地震、風、雪、温度、固定・積載荷重など様々な荷重について検討が
行われている。本小委員会は確率・統計手法や信頼性工学の概念のもと、これらの荷重を横断
的に捉え、荷重の組み合わせや性能設計に関する共通の考え方を示すとともに、新しい概念や
国際的最新動向の情報を整理・発信する役割を担う。近く「建築物荷重指針」の英文化が計画
されており、本小委員会の必要性は高い。
活動計画
初年度(2017年度):
「建築物荷重指針」について、他の章と連携し第1章および第2章の英文化作業を行う。信頼性
工学利用小委員会のもとで2016年度に開催された公開小委員会の資料をPDや書籍等の形態で公
表するための作業方針を検討する。
2年度(2018年度):
「建築物荷重指針」の英文化作業を継続する。2017年度に策定した方針に沿って、追加調査や
PD開催または書籍等の出版のための作業を実施する。
3年度(2019年度):
PD開催または書籍等の出版により調査の成果を広く公表する。
4年度(2020年度):
「建築部荷重指針」改訂版への反映を念頭にした新しい設計概念等を検討する。
期待される成果
・「建築物荷重指針」英語版の発表。
・調査研究WGの成果に関する大会PDの実施または書籍の刊行。
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