研究論文
空き家に関する論文の整理と論文へのリンクについて
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年表1 空き家をめぐる議論の系譜(建築雑誌Vol.130 No1672掲載)
空き家に関する議論や研究については、首都大学東京(現:東京都立大学)饗庭研究室により2015年までの雑誌や書籍のレビューによる「年表1空き家をめぐる議論の系譜」と、研究論文のレビューによる「年表2空き家をめぐる研究の系譜」として整理されています。この2つの年表は、以下のリンクから参照することができます。
年表1
年表2
この記事によると、「空き家研究」の流れは2000年頃から徐々に生まれ、2004年ごろから確かなものになったとされています。また、空き家をめぐる政策や具体的なプロジェクトの研究が多くみられる一方で、空き家が直接的な引き金になって引き起こされる問題の定義と、実態把握はあまり進んでいないと言及されています。この後、数年後に、我が国も世界的なパンデミックに見舞われ、空き家に関わる研究の流れも変化していると考えられます。 - 空き家関連論文へのリンク
そこで、住まい・まちづくり支援建築会議情報事業部会では、2016年以降2021年までの6年間に発表された空き家関連の論文や記事について、論文年表マップとして整理しました。
研究論文 日本建築学会 空き家に関する研究論文・報告・記事
この論文年表マップに記載の論文検索方法は、J-STAGEにおいて、論文題名に「空き家」および「空家」で検索したものになります。J-STAGEは、国立研究開発法人科学技術振興機構(文部科学省)が運営する電子ジャーナルの無料公開システムです。
また、論文題名と合わせ、リンク切れの心配のないDOIを付しています。DOIは、Digital Object Identifierの頭文字で、コンテンツの電子データに付与される国際的な識別子です。登録機関(RA:Registration Agency)は世界に10機関あり、そのうちの1つが国内の学術4機関が共同で運営するJapan Link Center (JaLC)です。つまり、この論文年表マップのDOIにより、JaLCによって登録された論文記事に直接アクセスし読むことができます。
J-STAGEでの題名検索のうち、抄録や雑誌記事等のコンテンツについては、最下段の欄にまとめてあります。
※DOI基礎知識(YouTube動画リンク)