みちのくの風2012青森
 主催:日本建築学会東北支部
 後援:青森県、日本建築家協会東北支部、青森県建築士会、青森県建築士事務所協会、青森県建設業協会 
 
開催日:2012年6月16日(土)・17日(日)
研究報告会会場:八戸工業大学

   〒031-8501 八戸市妙字大開88-1 TEL:0178-25-3111(代表)※当日の緊急連絡先
          
会場へのアクセス   配置図などはこちら(PDF)
          ・車で来られる方は学内の駐車場がご利用いただけます。
          
・16日・17日と大学の食堂が営業(11時〜14時)しております。大学周辺にコンビニもございます。
           
支部研発表会場の1階が学生ホールとなっておりイスとテーブル、自販機等がございますので
           昼食や休憩スペースとしてご利用下さい。
 宿泊のご案内
 八戸観光コンベンション協会を通じて八戸市内の宿泊お申込みができます。
 6月中旬は他学会の大会やシンポジウム開催で、八戸市内のホテルが混雑することが予想されますので、コンベンション協会を通じてお申し込み
 されると確実に宿泊予約ができますので、ご案内いたします。詳細はこちらをご覧下さい。

 申込み方法:申込書に必要事項をご記入の上、FAX(0178-41-1680)にてお申込み下さい。
 申込み問い合わせ先:〒031-0076 青森県八戸市堀端2-3 八戸商工会館1F
         (社)八戸観光コンベンション協会「日本建築学会東北支部研究報告会」係宛
         TEL 0178-41-1661 FAX 0178-41-1680  (担当)沼田・畠山
 申込み締切:
2012年5月31日(木)必着 


 ※下記の催し物は懇親会を除き、参加費は無料です。
   参加は会員をはじめ、学生、建築関係者、一般市民を対象といたしております

 1.第75回支部研究報告会
   日程:6月16日(土)・17日(日)の2日間
   会場:八戸工業大学 教養棟G201.G202.G203.G204
 
 2.招待講演(構造系)[CPD2単位]
  日時:6月16日(土)11:40〜13:10
  会場:八戸工業大学 メディアセンター
  講演者:和田 章氏(本会会長 東京工業大学名誉教授)
  テーマ:大きな自然と厳しい自然災害、そして我々にできる4つの対策
  主旨説明:

  この度の東日本大震災を起こした地震は六百年、千年に一度の極めて稀な地震といわれている。この度の大震災を受け、
  我々日本人は何処に住み@、どんな構築物Aを作って生きていけばよいのか、まじめに考えなければならない。千年に
  一度の巨大な津波が怖いから、これらの土地は田んぼや畑にして、津波から逃げて岡の上で暮らす方法も考えられる。
  絶対に壊れない防潮堤を作ることは不可能ではないが膨大な資金が必要である。津波が襲っても倒れない丈夫な建物は
  建てられる。津波避難ビルを作ることもできる。このほか、津波の予想、警告などの仕組みを整備し、道に避難経路を
  書き込む、普段から避難訓練を行い予測が小さくても極力逃げる習慣など、人命を守るためのソフト対策Bは取り得る

  もう一つ残る大きな問題は、六百年、千年に一度とはいえ津波に襲われて海の底になる低地に建設される建築や漁港施設、
  港湾、プラント、海に浮かぶ船などの財産や機能の喪失である。これらのリスクを転嫁する方法Cを考えなければなら
  ない。例えば、全国に2か所の工場を持つ船や建物に保険を掛けるなどである。
東日本で被災された地域の惨状は厳しい。
  各地の状況や地形、産業は同じでないから、単純な解決策はないが、上記の4対策、@何処に住むか、国土計画からまち
  作り、A防波堤・建築物などの構造、Bソフト対策、避難訓練など、そしてCリスク転嫁の組み合わせで考察し、方針を
  定め、素早い復旧・復興が望まれる。



 3.招待講演(計画系)基調講演+パネルディスカッション[CPD2単位] 
  日時:6月17日(日)10:30〜12:30
  会場:八戸工業大学 メディアセンター
  テーマ:前夜の東北から考える震災後のパースペクティブ
  主旨説明
   震災から1年余が経過した。思えば激動の時間であった。互いの安否を確認し、死者をおくり、住まいを確保し、
   瓦礫を撤去する。とりわけ福島県民にとっては、緊急避難状態は未だ継続している。かつての町は、もはや痕跡
   が見当たらないところも多い。いま私たちは、かつてない厳しい条件下で、くらしや生産を建て直さなくてはなら
   ないが、失ったそれまでの有形無形の蓄積を無視することもできないだろう。むしろここで一度、3.11の前夜、
   つまり昭和史の歩みを問い直し、立ち返るべきもの、伝えるべきもの、そして変えるべきものを見据えることが重要
   と考える。日本建築学会では、この観点にたち、2012年の機関誌「建築雑誌」において、「前夜の東北」(2012年
   1月号)なる特集を組み、多彩な分野から昭和史をひも解く作業を行ってきた。この計画系シンポジウムでは、本特集
   の中心を担当し編集委員長を務める青井哲人氏(明治大学)を中核に、福島を中心に積極的なフィールドワークをベース
   に、仮設住宅などの様々なプロジェクトを展開する会津の建築家芳賀沼整氏(はりゅうウッドスタジオ)、震災後の集落
   の復興支援に詳しい農村計画を専門とする鈴木孝男氏(宮城大学)を加え、幅広くかつ実践的なディスカッションを展開
   してきたい。
  【講演者】青井哲人氏(本会理事 会誌編集委員長 明治大学准教授)
       芳賀沼整氏(建築家 はりゅうウッドスタジオ)
  【パネルディスカッション】青井哲人氏(前掲)
               芳賀沼整氏(前掲)
               鈴木孝男氏(宮城大学)
   コーディネーター    坂口大洋氏(仙台高専)
               大沼正寛氏(東北工業大学)
   司会          浦部智義氏(日本大学)    
 
 4.第32回東北建築賞表彰式並びに受賞記念講演会
  日時:6月16日(土)16:00〜17:30
  会場:八戸グランドホテル 3階翔鶴(八戸市番町14) 会場へのアクセス
   16:00      開会の辞   
   16:00〜16:05  東北建築賞作品賞の選考経過説明および講評
              (小山祐司委員長・東北工業大学教授)
   16:05〜16:10  東北建築賞研究奨励賞の選考経過説明および講評
              (浅里和茂委員長・日本大学教授)
   16:10〜16:20  支部長挨拶/東北建築賞作品賞・研究奨励賞の表彰(支部長)
   16:20〜17:10  パワーポイントによる受賞作品紹介(1作品7分)
       16:20〜16:27 作品賞「森を奔る回廊」          
       16:27〜16:34 作品賞「新田の家」                       
       16:34〜16:41 作品賞「長楽寺禅堂」
       16:41〜16:48 作品賞「鶴岡まちなかキネマ」
       16:48〜16:55 作品賞「ねぶたの家 ワ・ラッセ」
       16:55〜17:02 作品賞「村山市総合文化複合施設「甑葉プラザ」」
       17:02〜17:09 作品賞「水の町屋 七日町御殿堰」
       17:09〜17:16 特別賞「旧仙台領内の300年継承住宅」
       17:16〜17:23 特別賞「あきたチャイルド園」
   17:30 閉会の辞


 5.懇親会
  日時:6月16日(土)17:30〜19:30
  会場:八戸グランドホテル 3階翔鶴(八戸市番町14) 会場へのアクセス
  会費:4,000円
  申込方法:6月8日(金)までに支部事務局へメールにてお申し込み下さい。
       メールの件名は「みちのくの風2012青森懇親会申込」でお願いいたします。
       参加者氏名・所属・連絡先を明記くださいますようお願いいたします。
       
※八戸工業大学から八戸グランドホテル(八戸市中心街)まで送迎バスがでますので
        是非、ご利用ください。バス出発時間は15時頃を予定しております。


 6.第32回東北建築賞受賞作品パネル展示,JIA青森等作品展示並びに
   東北支部法人会員技術報告,建築作品展示会

  日時:6月16日(土)・17日(日)の2日間
  会場:八戸工業大学 教養棟1階学生ホール

       


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