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両川厚輝 Atsuki RYOKAWA

目次

➊ 所属

東京大学大学院 新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻 岡部明子研究室 博士1年

➋ キーワード

インフォーマリティ/震災復興/レジリエンス/所有

➌ 研究概要

ラテンアメリカ都市部インフォーマル地区における人と土地の関わり方(都市・農村のダイナミックな連関、住民主体の生活圏、土地/建築の所有/保有など)について研究しています。 具体的な研究対象としては、

  1. エクアドルの被災地漁村チャマンガ: 被災後に政府やNPO団体の住宅支援等が生活空間構造に与えた影響、それに対して再構築された地域共同体による場のアクセス維持について研究。
  2. コロンビアのカリブ海沿岸の都市トゥルボ・ペスカドレス地区:トゥルボ市の沿岸部に位置するペスカドレス地区は、 アフロ・コロンビアンと呼ばれれる黒人系の人々によって元マングローブ林に形成されたインフォーマル地区です。 ここを対象に、インフォーマル地区の形成・変容過程と土地制度とその実態の把握、共同体レベルで生活を維持する生活圏の空間分析などを行っています。(進行中)

【写真1・2 エクアドル・チャマンガ(左)/コロンビア・トゥルボ(右):両川】

先住民の慣習的土地制度などをオルタナティブな都市・土地政策として取り入れ始めているラテンアメリカを対象に、 通常の所有だけでなく保有という側面にも踏み込むことで共同体によって自発的に形成される動的な生活圏を明らかにし、その理論・モデル化を行っています。

論文

  1. Ryokawa, A. (2018) Human behavior response to disaster-caused environmental changes: A case of fishermen community, San José de Chamanga, affected by the 2016 Ecuador earthquake. 11th International Forum on Urbanism (IFoU) Congress, 10-12.Dec.2018 Barcelona, Spain.
  2. 両川厚輝・岡部明子(2019)「住民自身のインフォーマルな手段による住環境整備に関する報告—コロンビア・トゥルボ市ペスカドレス地区を事例に—」 日本建築学会大会学術講演梗概集(北陸), pp.59-60、2019.