まちづくり支援運営委員会の概要
■支援建築会議とは
支援建築会議は,日本建築学会(以下本会とする)がより積極的に社会に貢献する活動として立ち上げたものです。学術団体としての中立的な立場から,これまで蓄積してきた学術的・技術的知見を駆使し,学識・経験豊かな会員が,優れた住まい・まちづくりの実現を支援することを目的としています。
2000年に設置した司法支援建築会議を皮切りに,社会的貢献をより重視し創立120周年にあたる2006年にはまちづくり支援建築会議と住まいづくり支援建築会議を設置しました。
■まちづくり支援運営委員会とは 身近な生活環境の向上を目指す広範な「まちづくり」活動の中で,多様な専門家と行政,一般市民が連携し,物的な環境のみならず福祉,教育,地域産業などとの関連でまちづくりへ主体的に取り組む流れが顕在化しています。まちづくり支援運営委員会は,本会が学術団体として蓄積した学術成果と専門的人材を活用し,地域のまちづくりを支援します。 設計者選定などが入札等で行われ,多くの地域で望ましいまちづくりの体制が整備されていない現状をふまえ,自治体等の要請に応じて公正・中立な立場から設計者選定委員会委員,審査委員などに学識・経験豊かな会員を紹介・推薦することによってまちづくりを支援します。
■活動概要 まちづくり支援運営委員会は、3本の柱でまちづくり支援活動を行っています。 第一に、まちづくり支援事業として、各地で開催される講演会・シンポジウムに講師を派遣し、あるいは、まちづくりの立ち上げやその進め方などに関して助言を行います。経験豊かな会員が大所高所から、各地での市民・行政・専門家によるまちづくり活動に対し、講演会等をとおして助言を行い、支援することを目指しています。 第二に、まちづくり人材養成事業として、各地の職能団体、自治体、その他の諸団体と連携し、まちづくりセミナーやシンポジウム、等を開催し、まちづくり人材の育成に努めています。これは、当会議の最も力を入れる活動であり、まちづくりリーダーや専門家に対し、まちづくりに関わる実践的な教育活動を行い、これらの活動により我が国のまちづくりのレベルアップに寄与しようとするものです。 第三に、専門家等選定支援事業として、自治体等の要請に応じて設計者選定委員会委員、審査委員等の紹介・推薦を行います。これは、設計者選定どが推入札等で行われ、多くの地域で望ましいまちづくりの体制がとれていない現状をふまえ、公正・中立な立場から学識・経験豊かな会員を紹介・薦し、まちづくりへの支援をしようとするものです。 そして以上の活動を行うため、運営委員会のもとに3つの部会、教育・普及部会、調査研究部会、支援部会を設け、それぞれ以下の活動を担います。 教育・普及部会では、各種の特色ある講演会、セミナーを企画し、実行し実践的なまちづくり人材の育成を図ります。実施に当たっては、各地の自治体、建築士会連合会、日本建築家協会、大学等の教育研究機関などと連携し、継続教育カリキュラムの一環として位置づけも検討する。調査研究部会では、活動の基礎となる教材、資料等の出版など学会の知的資産の集約、および独自の研究活動も必要に応じて行います。 また、支援部会では、当会議の活動を担う、まちづくり支援可能な人材を関係機関の推薦を経て会員として登録し、データベースを構築し、地域からの要請などに応じて人材の紹介・推薦を行います。
■運営規程 まちづくり支援建築会議運営規程
■登録会員 支援建築会議の会員はボランティアとしての参加を前提としています。支援活動に適切な学識・経験豊かな優れた人材で,本会関係機関から推薦され理事会の承認を得た本会会員により構成されています。 →まちづくり支援建築会議登録会員リスト