東京の住宅地・第3版(2003発行版) |
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目 次
はじめに
S 総論
- 解題 (田中勝)
- S01 首都圏における住宅の市場動向: 1990年から近年までの動きを追う (加納国雄)
- S02 東京圏における住宅着工動向と人口・世帯: バブル経済崩壊後を中心に (木内望)
- S03 京浜葉大都市圏における住宅事情の推移: 住宅(・土地)統計調査による住宅ストックの検討 (田中勝)
- S04 東京圏における人口移動・住宅供給の動向と市街地の拡大過程: 戸建て持家住宅の供給動向を中心に (勝又済)
- S05 東京をめぐる住宅政策の変遷 (佐藤由美)
- S06 都心居住地の再生をめぐる論点と課題 (小泉秀樹)
A 都心住宅地編
◇都市型集合住宅地・団地の変容と台頭
- A01 建て替えの進む同潤会アパートメント: 渋谷区代官山地区ほか (真野洋介)
- A02 高齢化進む大規模団地のストック活用: 新宿戸山2丁目・戸山ハイツ (古賀繭子)
- A03 PFI的手法による都営住宅の再生: 港区・都営南青山1丁目団地 (中島俊明)
- A04 あまりに早すぎた先駆的住宅の記憶: 中央区晴海1丁目・公団晴海高層アパート (志岐祐一)
- A05 職住遊の融合めざす都心居住スタイルの追求: 中央区晴海1丁目・トリトンスクエア (大野雄一)
- A06 都心至近の海辺を活かす−臨海部における住宅地開発(1): 港区台場1丁目・シーリアお台場三番街 (中山靖史)
- A07 SIなど用い、多様な居住を演出−臨海部における住宅地開発(2): 港区海岸1丁目・アクティ汐留 (中山靖史)
- A08 新しい発想ふんだんにもりこむ−臨海部における住宅地開発(3): 江東区・東雲キャナルコートCODAN (中山靖史)
- A09 富裕層ねらい最高級の居住サービス提供: 港区元麻布1丁目・元麻布ヒルズ (大野雄一)
◇歴史的な雰囲気を残す低層住宅地の変容
- A10 お座敷町にみる敷地の変容: 文京区西片地区 (田中傑)
- A11 江戸情緒残す住商混在の花街は、どこに行く: 新宿区神楽坂地区 (保坂公人)
- A12 路地と長屋と超高層のまち: 中央区月島・佃地区 (相羽康郎)
- A13 物的環境の修復再生と人的関係ネットワーク: 台東区・谷中地区 (中村文美・原本智紀・西河哲也)
- A14 木賃地区再生に住民参加で再開発地区計画を使う: 新宿区若葉・須賀町地区 (村上美奈子・堀川顕彦)
- A15 外国人との混住・多分科化が進む住宅地: 新宿区大久保・百人町地区 (稲葉佳子)
◇バブル経済期に急変した住宅地とその後
- A16 壊滅的打撃から、再生へ見通し−地上げ集中地区の再生(1): 中央区湊2丁目東地区 (稲葉良夫)
- A17 まち守る願い、住民主導の再開発案生む−地上げ集中地区の再生(2): 新宿区富久町・西富久地区 (増田由子・福田展淳)
- A18 下町都心における居住と建築物の変容: 台東区東上野地区 (田中傑)
◇都心住宅地の新たな動向
- A19 オフィスビルの住宅へのコンバージョン: 千代田区神保町ほか (沢木俊冏)
- A20 ホームレスコミュニティの共生型居住: 渋谷区宮下公園 (全泓奎)
B 既成市街地住宅地編
◇戦前に整備された住宅地の現在
- B01 宅地化のための耕地整理事業: 大田区下丸子地区 (吉田友彦)
- B02 建築線のまち: 世田谷区松原地区 (吉田友彦)
- B03 戦前計画住宅地の敷地の細分化と変容: 板橋区常盤台地区 (加藤仁美)
◇密集市街地の整備
- B04 千住に残る路地の生活と今後: 足立区千住地区 (佐々木誠)
- B05 第3世代に進む木造密集市街地のまちづくり: 墨田区京島・一寺言問地区 (真野洋介)
- B06 ミニ開発住宅の共同建替: 江戸川区一之江地区ほか (上山肇)
◇マンション開発に伴う問題
- B07 「景観権」の確立に向けて: 国立市大学通り周辺 (前田昭彦)
- B08 多様化する規制緩和とマンション紛争の増加: 世田谷区各地区 (藤井さやか)
- B09 工場・倉庫跡地に進むマンション開発: 江東区枝川・豊洲・東雲学区 (米野史健)
- B10 普通の市街地で大規模開発にどう対応するか: 荒川区・江戸川区・墨田区 (窪田亜矢)
C 郊外住宅地・ニュータウン編
◇バブル期の住宅地開発のその後
- C01 茨城の通勤限界住宅地: 茨城県稲敷郡美浦村 (小場瀬令二)
- C02 バブル期に計画された郊外型高級戸建て住宅地: 千葉県千葉市緑区・あすみが丘ワンハンドレッドヒルズ (西戸啓陽)
- C03 開発コンセプトのリメイキング: 茨城県稲敷郡東町・ヒルズガーデンあずま (木内望)
◇高度成長期の住宅地開発のその後
- C04 建替が進む、かつてのミニ開発住宅地: 埼玉県春日部市・南3丁目、備後東7丁目地区 (勝又済)
- C05 「団地都市」町田における団地の現状と再生への課題: 東京都町田市・鶴川団地 (松本暢子)
- C06 郊外の住宅団地・住宅都市の今とこれから: 千葉県柏市・東急柏ビレッジ (若林康彦)
- C07 戸建住宅地における住民参加型デイサービスづくり: 東京都町田市・本町田地域 (野村知子)
- C08 研究学園都市周辺の(旧)住宅地造成事業地区の現在: 茨城県つくば市 (吉田友彦)
◇ニュータウンの変容とまちづくりの課題
- C09 多摩ニュータウンの高齢化とまちづくりの課題: 東京都多摩地域・多摩ニュータウン (菊地建生)
- C10 バブルを経て変貌するニュータウン事業: 千葉県北総地域・千葉ニュータウン (志岐祐一)
◇新しい郊外戸建住宅地像を目指して
- C11 コモンのある戸建て住宅地: 東京都八王子市・グリーンタウン高尾 (齊藤広子)
- C12 ゴルフ場との複合開発による住宅地: 千葉県東金市大網白里町・季美の森 (小俣元美)
- C13 わが国へのHOAの本格的導入: 神奈川県横浜市泉区・横浜緑園都市 (齊藤広子)
◇良好な住宅地の保全
- C14 成熟した良好な住宅地が抱える課題: 神奈川県横浜市青葉区・多摩田園都市 (大鹿桃子)
- C15 住民発意型建築協定の締結と運用: 千葉県松戸市上本郷・松が丘団地 (西戸啓陽)
- C16 建築協定と地区計画の併用による住環境の保全: 埼玉県上尾市・つつじ苑 (石田武)
◇旧市街地・集落の現状と再生
- C17 蔵の町並み軸に、自主的な取組みで商業地を再生: 埼玉県川越市・川越伝統的建造物群保存地区 (荒牧澄多)
- C18 歴史的環境を活かした中心市街地再編の胎動: 茨城県土浦市・土浦中心市街地 (野中勝利)
- C19 住み続けられる共同建替事業によるまちづくり: 埼玉県上尾市・仲町愛宕地区 (古里実)
D その他の住宅地編
◇住宅供給の新たな方式
- D01 つくば方式の開かれたプロセス: スケルトン定借による集合住宅 (佐々木誠)
- D02 コーポラティブ方式による戸建て住宅地: 千葉県富里市・富里コーポラティブヴィレッジ (米野史健)
- D03 NPOによる住宅供給の取り組み: コーポラティブと共同建替の組み合わせ (関真弓)
◇集合住宅の新しい展開
- D04 パッシブな手法で快適な室内外環境をつくる: 東京都世田谷区・深沢環境共生住宅 (杉山顕一)
- D05 住宅都市デザインの新しい展開: 千葉県千葉市美浜区・幕張ベイタウン (鈴木雅之)
- D06 コレクティブハウジング−新しい住コミュニティ形成の試み: 県営蕨ふれあい住宅と「かんかん森」 (櫻井典子)
◇集合住宅団地の課題
- D07 公団分譲マンションの建替: 東京都世田谷区・「桜丘フラット」「クレサ用賀」 (米野史健)
- D08 一括建替から総合的な団地再生へ: 千葉県千葉市花見川区・西小中台団地 (小杉学)
- D09 居住者との対話による賃貸住宅団地の建替: 東京都武蔵野市・武蔵野緑町団地 (真鍋千恵子)
- D10 遺伝するパイオニア精神−公社賃貸住宅の建替: 神奈川県川崎市幸区・中幸町住宅 (前田昭彦)
- D11 公営住宅のリノベーション: 都営住宅のスーパーリフォーム事業 (西戸啓陽)
『東京の住宅地(第3版)』刊行までの歩み (田中勝)