A. コンテストの趣旨 |
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構造形態創生のアルゴリズムや考え方を用いた,「新しいかたち」や「独創的なアイデア」を評価するコンテストを実施します。様々な分野の多くの人に参加して頂き,構造形態創生のおもしろさや可能性を感じてほしいと考えています。そのため,形態創生のフリーウエアも提供します。また,コンピュータプログラムによらない方法でかたちを創生するアイデアも歓迎します。 |
B. 課題(テーマ) |
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「地震ないしは風と,うまく付き合う『かたち』を創生する」 |
自重など鉛直方向に常時作用する荷重以外に,短期的,一時的に作用する,地震ないしは風を考え,これに抵抗するあるいは融和する新しい形態や形態創生の方法の提案を求めます。構造物のかたち,あるいは構造物を構成する部位・部品などを対象とすることが可能です。構造形態を創生することが必要です(単なるデザインではない)が,その他の制約条件はありません。コンピュータプログラムによらない方法でかたちを創生するアイデアも歓迎します。
● 形態創生の方法 |
形態創生の方法の例を以下に示します。ただし一つの応募について,用いる手法は一つに限ります。 |
【方法1】
コンピュータプログラムによる方法 |
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構造最適化や構造形態創生に関するアルゴリズムに基づくプログラムを用いることができます。プログラムは,自作,フリーウエアー,汎用ソフトを問いません。 |
・ |
また,コンピュータプログラムとしては、構造最適化や構造形態創生に関するプログラム以外に、通常の構造解析プログラムや,表計算ソフトの利用も可能です。 |
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「コロキウム構造形態の解析と創生2007」のホームページのソフトウェアにはダウンロード可能なフリーウエアーを紹介してあります。 |
・ |
2005年1月に日本建築学会で開催された「構造形態の創生と最適化セミナー」資料に添付されたCD内のプログラムも使用可能です(建築学会資料頒布所-
Tel.03-3456-2051にて入手可能)。 |
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構造形態創生の方法についての参考文献を同ホームページ上に掲示してありますので参照下さい。 |
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【方法2】 コンピュータプログラムによらない方法 |
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構造形態創生の考え方,例えば,「○○をできるだけ小さくすることで構造を創生する」というようなアイデアを頭脳シミュレーションや実験,一般的な構造計算などにより具体化する方法 |
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自然現象を利用した方法,例えば「シャボン玉に風を当てる」,「くもの巣を観察する」,「布をたらして凍らせる」など |
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その他,かたちを見つけることが可能な,どのような方法でも提案できます |
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● 事例紹介 |
① |
バックミンスター・フラー/ロバート・W・マークス 共著 木島安史/梅沢忠雄
共訳「バックミンスター・フラーのダイマキシオンの世界」鹿島出版会、1978 |
② |
ヨアヒム・クラウセ/クロード・リヒテンシュタイン編
「YOUR PRIVATE SKY, R.BUCKMINSTER FULLER,
ART DESIGN SCIENCE」2001
→図:流線形外壁でおおわれた10層の4D住宅 |
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C. 応募資格 |
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日本建築学会個人会員(準会員を含む),または会員を代表者としたグループとします。なお,同一の個人または代表者名での複数の応募をすることはできません。 |
D. 審査委員(敬称略,50音順) |
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審査委員長 |
大森博司 |
(名古屋大学) |
審 査 員 |
川口 衞 |
(川口衞構造設計事務所) |
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斎藤公男 |
(日本大学) |
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藤井大地 |
(近畿大学) |
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本間俊雄 |
(鹿児島大学) |
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E. 応募エントリー及び応募締め切り |
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応募エントリー: |
応募希望者は2007年7月17日(火)までに,コンテスト事務局E-mailアドレス
まで申し込んでください。 |
提出期限
: |
2007年9月14日(金)まで。郵送の場合は当日の消印有効。 |
作品の提出先: |
151-0053 東京都渋谷区代々木3-2-7
川口衞構造設計事務所「コロキウム構造形態の解析と創生2007」形態創生コンテスト事務局宛て
電話;03-5351-2050 (担当;松尾) |
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F. 提出物 |
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提出する作品をA3判(横使い)2枚以内にレイアウトしてください。形態のCG化,着色などは自由。模型写真の使用は可能ですが,模型自体は提出できません。作品には応募者名や応募者を特定できる記号などを記入することはできません。
① |
応募者整理票 |
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下記内容をA4判1枚に記入してください。書式は自由です。 |
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・ |
提案名(提案内容を適当に示す簡潔なタイトル) |
・ |
エントリー受付番号 |
・ |
代表者および共同制作者全員の氏名・ふりがな・会員番号・所属 |
・ |
上記中の事務連絡担当者の氏名・ふりがな・所属・電話番号・FAX番号・E-mailアドレス |
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② |
提出する作品をA3判(横使い)2枚以内にレイアウトしてください。提案名,設定条件,創生された構造形態,形態創生のプロセス,使用したプログラムや考え方の概要,その他アピールしたい項目を自由に配置してください。形態のCG化,着色などは自由。模型写真の使用は可能ですが,模型自体は提出できません。なお、製作過程における詳細や提出物について審査委員会より問い合わせを行うことがあります。 |
③ |
A3版提出作品のPDFデータ (印刷物に適した解像度でお願いいたします)
ただし、上記提出物は提出が可能な場合のみで結構です。また、上記提出物の有無は審査の対象にはなりませんのでご安心ください。データは、CD-ROMにてご同封ください。 |
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G. 審査方法・表彰 |
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応募された作品をもとに入選者を若干名選出し2007年9月末までに通知します。入選者は「コロキウム構造形態の解析と創生2007」にて作品のプレゼンテーションができます。その後審査委員会により優秀作品を決定し,同コロキウムの席上で賞状を授与します。 |
これらの作品は「コロキウム構造形態の解析と創生2007」資料集に収録するほか,「建築雑誌」および日本建築学会のホームページに掲載する予定です。 |
「コロキウム構造形態の解析と創生2007」形態創生コンテスト公開審査 |
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日時:10月26日(金) |
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会場:東京大学 山上会館・大会議室(東京都文京区本郷7-3-1) |
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H. その他 |
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1) |
応募図面その他は返却しません. |
2) |
入選作品の著作権・特許権は応募者に帰属しますが,「建築雑誌」,本会ホームページへの掲載や日本建築学会編の出版物への無償での使用を条件とします. |
3) |
応募要領に関する質疑は2007年6月15日までコンテスト事務局E-mailにて受け付けます。回答はまとめて6月30日までに「コロキウム構造形態の解析と創生2007」のホームページに掲載する予定です. |
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問い合わせ先(コンテストに関する質問など) |
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コンテスト事務局E-mailアドレス: |
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