コロキウム構造形態の解析と創生

コロキウム構造形態の解析と創生

Colloquium Analysis and Generation of
Structural Shapes and Systems

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第12回 コロキウム構造形態の解析と創生2017

■ 開催主旨
 近年の建築の設計プロセスにおける3D-CADやBIMの利用は、意匠、構造、設備、施工の連携を強め、また、これまで不可能であった複雑な形態の構造物の建設も可能にしました。また、デジタル・ファブリケーションの技術が普及し、建築のデザインに大きな変化を与えつつあります。実現可能な建築表現の自由度が急速に増すなかで、建築物の形態をどのように決定すべきかという問題について、今後更に深く考えていく必要があります。
本コロキウムは2006年度から毎年開催しており、今年で12回目を迎えます。これまでに、構造形態創生、構造最適化、アルゴリズミック・デザインといった建築構造物の形態を創り出すための理論・技術に関する研究や、実際のデザインへの応用事例などが数多く紹介され、活発な議論が展開されてきました。これらの理論・技術は一過性のものではなく、本質的なニーズの上に成り立った重要な建設技術であり、新しいコンセプトや最新のアルゴリズムなどを取り入れながら、議論を重ねて今後も発展させていく必要があります。
本年度開催する「第12回 コロキウム構造形態の解析と創生2017」では、これまでと同様に形態創生の理論・技術に関わる研究者、技術者が一堂に会して最新の情報を交換すると同時に、理論・技術だけでなく、それらを具体的な建築物、プロジェクトなどに応用した事例紹介についても議論することで、これらの研究・技術分野が益々発展することを期待して開催されます。

<主催>
  構造委員会 シェル・空間構造運営委員会 構造形態の解析と創生小委員会
  構造委員会 応用力学運営委員会 構造形態創生小委員会

開催期日 2017年10月19日(木), 20日(金)
開催場所 建築会館ホール


コロキウムの内容

□ 特別講演

 今年度は特別講演が初日と二日目に行われました。
 初日は豊橋科学技術大学名誉教授の加藤史郎先生と東京大学の舘知宏先生が講演されました。講演題目は、加藤史郎先生が『耐力を計算すること』、舘知宏先生が『構造折紙とコンピュテーショナル・デザイン』でした。
 二日目には東京大学およびJAXA宇宙科学研究所の三浦公亮先生が『"Forms and Concepts for Lightweight Structures, Miura-Pellegrino"の志向』と題して講演いただきました。
 また、長年本コロキウムを支えてくださった故立道郁生先生の追悼セレモニーも行われました。

プログラム

□ 一般講演

一般講演は、2日目に行われ、23題の研究発表が行われました。
プログラム

優秀講演表彰

優秀講演選定委員会(委員長:山川誠)の厳正なる審査の結果、今年の優秀講演が下記の2講演に決定しました。

 堺雄亮君(京都大学)
 「離散的エラスティカを有するグリッドシェルの静的構造特性」

 須藤海君(東京大学)
 「ミウラ折りの押し出しによる厚みのある両面タイリングの生成」

□ 形態創生コンテスト

<コンテストの主旨>

形態創生における種々のアイデアを適用して、建築空間や構造物などの「新しいかたち」や「独創的な形態創生手法」を提案いただくコンテストです。専門分野にかかわらず、多くの方々に参加いただいて、形態創生のおもしろさや可能性を感じていただければと思っています。本コンテストでは、形態創生のフリーウェアも提供しています。一方、コンピュータプログラムや汎用ソフトによらない手法で、「かたち」を創生するアイデアも可能です。多くの方々からの応募を期待しています。

<課題(テーマ) >

温故知新でレガシーとなる構造物を創生する
かつて1964年に開催された東京オリンピックでは、国立代々木競技場をはじめ、素晴らしい建築物が数多くつくられました。そして、2020年には「アクション&レガシー」をひとつのキーワードとして、同じく東京を舞台に開催されることが決まっています。「レガシー」には「遺産」という意味がありますが、古代から近代まで、どの時代にもすぐれた建築物があり、我々はそこからコンセプトや技術を受け継いで、新たな建築空間の創生を試みてきました。
「第12回 2017年度形態創生コンテスト」のテーマは、「温故知新でレガシーとなる構造物を創生する」です。現代の技術の一翼を担うコンピュータを使うもよし、“古きをたずね求めて使わず”としても構いません。先人たちが築き上げてきた思想やイメージ、または技術にインスピレーションを受けて、次世代の「レガシー」となる構造物を創生してみませんか。

<審査員(敬称略、50音順)> 

 審査委員長 中田捷夫 (株式会社中田捷夫研究室)
 審 査 員 市川創太 (ダブルネガティヴスアーキテクチャー、都市研究室エイチシーラボ)
  大崎 純 (京都大学)
  佐藤 淳 (東京大学)
 特別審査員 加藤史郎 (豊橋技術科学大学名誉教授)
(特別講演講師) 舘 知宏 (東京大学)

<コンテストの経緯>
一次審査の結果、6作品を入選作としました。
入選者は、「コロキウム構造形態の解析と創生2017」会場にて公開のプレゼンテーションを行い、その後、審査委員会による二次審査を行いました。二次審査の結果、最優秀および優秀作品計3点を決定し、他の入選作品を含め、同コロキウムの懇親会において、審査委員長より表彰状を授与しました。

 2017年08月24日:応募エントリー締め切り
 2017年08月31日:作品応募締め切り
 2017年09月07日:一次審査(日本建築学会会議室にて)
 2017年09月11日:一次審査結果の通知
 2017年10月19日:コロキウム構造形態の解析と創生2017にて 二次審査および表彰

<入選作品>   

最優秀作品:それぞれの折り方
○中山創・稲垣伸一・宇都宮尋史(以上,鹿児島大学大学院)
優秀作品:雨の水琴
○鈴木友仁・鈴木優大・遠藤陽希・滝浪省吾(以上、日本大学)・島田英里子(日本大学大学院)
優秀作品:Movable Skin / Static Bone
○照時和浩・梁済永・藤沼凱士・近藤弘起(以上、東京理科大学大学院)
入選作品:Spring Column
○土倉猛功・鈴木健太・榛葉光希・有馬和輝(以上、金沢工業大学)
入選作品:竹のスノーシェルター
○藤下和浩・佐藤清貴(以上、株式会社構造計画研究所)
入選作品:kaleidomusic
○松ア丈佳・阿野田瑛二・橋本拓哉・溝呂木健(以上、株式会社大林組)

□ 懇親会とコンテスト授与式

1日目の講演会終了後、懇親会が行われました。懇親会では,コンテストの最優秀作品と優秀作品等の授与式が行われました。

懇親会の様子
最優秀作品の賞状の授与
 
優秀作品の賞状の授与
優秀作品の賞状の授与

実施主担当者
  コロキウム実施責任者: 熊谷知彦(明治大学)
  コンテスト担当: 小野聡子(近畿大学),木村俊明(京都大学)
國光修五(ユニオンシステム),永井拓生(滋賀県立大学)
  資料集担当: 横須賀洋平(鹿児島大学),山本憲司(東海大学)
  会場担当: 澤田樹一郎(島根大学)
  広報担当: 熊谷知彦(前掲)
  懇親会担当: 高田豊文(滋賀県立大学), 陳 沛山(九州工業大学)
永田洸大(大建設計)
  会計担当: 平田裕一(三井住友建設)
松尾智恵(川口衞構造設計事務所)
  参加登録: 山本憲司(前掲)
  優秀講演担当: 山川 誠(東京電機大学)
  コロキウムHP担当: 浜田英明(法政大学)
  ポスター担当: 張 景耀(名古屋市立大学),藤田慎之輔(東京工業大学)
  優秀講演選考委員会
委員長:
山川 誠(前掲)