コロキウム構造形態の解析と創生

コロキウム構造形態の解析と創生

Colloquium Analysis and Generation of
Structural Shapes and Systems

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第15回 コロキウム構造形態の解析と創生 2020

■ 開催趣旨
  近年の建築の設計プロセスにおける3D-CADやBIMの利用は、意匠、構造、設備、施工の連携を強め、また、これまで不可能であった複雑な形態の構造物の建設も可能にしました。また、デジタル・ファブリケーションの技術が普及し、建築のデザインに大きな変化を与えつつあります。実現可能な建築表現の自由度が急速に増すなかで、建築物の形態をどのように決定すべきかという問題について、今後更に深く考えていく必要があります。

 本コロキウムは2006年度から毎年開催しており、今年で15回目を迎えます。これまでに、構造形態創生、構造最適化、アルゴリズミック・デザインといった建築構造物の形態を創り出すための理論・技術に関する研究や、実際のデザインへの応用事例などが数多く紹介され、活発な議論が展開されてきました。これらの理論・技術は一過性のものではなく、本質的なニーズの上に成り立った重要な建設技術であり、新しいコンセプトや最新のアルゴリズムなどを取り入れながら、議論を重ねて今後も発展させていく必要があります。

 本年度開催する「第15回 コロキウム構造形態の解析と創生2020」では、これまでと同様に形態創生の理論・技術に関わる研究者、技術者が一堂に会して最新の情報を交換すると同時に、理論・技術だけでなく、それらを具体的な建築物、プロジェクトなどに応用した事例紹介についても議論することで、これらの研究・技術分野が益々発展することを期待して開催されます。

<主催>
  構造委員会 シェル・空間構造運営委員会 構造形態創生小委員会
  構造委員会 応用力学運営委員会 構造最適化と協創小委員会

開催期日 2020年11月26日(木), 27日(金)
開催方法 Web会議システムによるオンライン方式での開催


コロキウムの内容

□ 特別講演

 特別講演は初日に行われ、近畿大学の藤井大地先生とVUILDの秋吉浩気氏が講演されました。
講演題目は、
藤井大地先生が『位相最適化手法を用いた建築構造の形態創生』、
秋吉浩気氏が『形態から社会へ』
でした。
 また、今年度は、本コロキウムに数多く御貢献くださいました新谷眞人先生の追悼セレモニーも行われました(下記写真)。

プログラム

□ 一般講演

一般講演は、2日目に行われ、22題の研究論文と2題の技術報告の発表が行われました。
プログラム

□ 第15回コロキウム構造形態の解析と創生2020 若手優秀発表賞

一般社団法人日本建築学会 第15回コロキウム構造形態の解析と創生 2020 実行委員会の厳正なる審査の結果、今年の優秀講演が下記の2講演に決定しました。

 平本駿太君君(法政大学)
 「BESO法を用いた構造性能と採光性能の両立を目的とする耐力壁の位相最適化」

 竹岡里玲英君(京都大学)
 「直交異方性平板モデルの大変形解析によるグリッドシェルの部材方向設計法」

□ 形態創生コンテスト

<コンテストの主旨>

形態創生における種々のアイデアを適用して、建築空間や構造物などの「新しいかたち」や「独創的な形態創生手法」を提案いただくコンテストです。専門分野にかかわらず、多くの方々に参加いただいて、形態創生のおもしろさや可能性を感じていただければと思っています。本コンテストでは、形態創生のフリーウェアも提供しています。一方、コンピュータプログラムや汎用ソフトによらない手法で、「かたち」を創生するアイデアも可能です。多くの方々からの応募を期待しています。

<課題(テーマ) >

グローカルでレジリエントなかたち

 近年,回復力や復元力を指すレジリエンス(Resilience)が重要なキーワードとして注目されていますが、未曾有の新型コロナウィルス感染拡大により,まさに社会機能におけるレジリエンスの必要性が浮き彫りになっています。

本年の形態創生コンテストのテーマは「グローカルでレジリエントなかたち」です。

身近にある部品・材料を足掛かりに、レジリエントな建築物全体のかたちを生むことや、個々の建築物や空間を作ることで、地域生活や社会基盤のレジリエンスを高めることなどが考えられます。個々の活動は一見小さくローカルであっても,大域的なアイデアと相まって社会全体をアップグレードしていく・・・”Think globally, act locally”な提案を求めます。

<審査員(敬称略、50音順)> 

 審査委員長 加藤史郎 (豊橋技術科学大学名誉教授)
 審 査 員 市川創太 (ダブルネガティヴスアーキテクチャー、都市研究室エイチシーラボ)
  佐藤 淳 (東京大学)
  館 知宏 (東京大学)
 特別審査員 藤井大地 (近畿大学)
(特別講演講師) 秋吉浩気 (VUILD)

<コンテストの経緯>

応募総数16作品に対する一次審査の結果、6作品を入選作としました。
入選者は、「第15回 コロキウム構造形態の解析と創生 2020」にて公開のプレゼンテーションを行い、その後、審査委員会による二次審査を行いました。二次審査の結果、最優秀作品1点,優秀作品2点を決定し、他の入選作品を含め、二次審査後の表彰式において、審査委員長より表彰状を授与しました。

 2020年08月03日:応募要項に関する質疑締切
 2020年10月09日:応募エントリー締め切り
 2020年10月16日:作品応募締め切り
 2020年10月23日:一次審査(オンライン会議システムにて)
 2020年10月30日:一次審査結果の通知
 2020年11月26日:「第15回 コロキウム構造形態の解析と創生 2020」にて二次審査および表彰(オンライン会議システムにて)

<入選作品>   

最優秀作品:FUGU -折り紙の発想で作る超軽量膜テンセグリティ-
○下田悠太(東京大学)
優秀作品:繕うカタチ
○橋知久(東京理科大学)
優秀作品:Mudhif-inspired pavilion
○山田大高、山崎 稜、木原 湧(以上、滋賀県立大学)
入選作品:Wooden Origamiー木が折り成すカタチー
○渡辺哲平、森友義弥、小南修一郎、齋藤魁利(以上、北九州市立大学)
入選作品:木を、編むーHP曲面を織りなす地獄組ー
○氏岡啓威、カザウィ桜(以上、東京大学)
入選作品:街に布く -大気汚染に強い都市のための浄化建築の提案-
○山下勇紀、大野結衣、杉野文哉、横田 誠、奥村侑正、小林航也、西村祐香、粟野 瑞(以上、大林組)

第15回コロキウム構造形態の解析と創生 2020 実行委員会 担当者
  コロキウム実施責任者: 浜田英明(法政大学)
  コンテスト担当: 木村俊明(名古屋市立大学),
國光修五(ユニオンシステム),永井拓生(滋賀県立大学)
横須賀洋平(鹿児島大学)
  講演論文担当: 山本憲司(東海大学),
野村圭介(東海大学),ブンタラS.G.(日本大学)
  会場担当: 藤田晧平(京都大学),熊谷知彦(明治大学)
  広報担当: 浜田英明(前掲)
  発表要領作成担当: 高田豊文(滋賀県立大学),
多田 聡(構造システム),永田洸大(大建設計)
山川誠(東京理科大学)
  会計担当: 松尾智恵(川口衞構造設計事務所),館 知宏(前掲)
  参加登録: 野村圭介(前掲),和田大典(梓設計)
  若手優秀発表賞担当: 小野聡子(近畿大学)
  コロキウムHP担当: 熊谷知彦(前掲)
  ポスター担当: 藤田慎之輔(北九州市立大学),陳沛山(九州工業大学)