2007年度日本建築学会大会・パネルディスカッション
「
21世紀の電脳都市論」
―ユビキタス・コンピューティング社会の建築・都市―
(主催:ユビキタス建築都市特別研究委員会/日本建築学会)
■日 時:8月31日(金)13:30〜17:00
■会 場:福岡大学
■資 料:あり
■司会―――森川泰成(大成建設)
■副司会――松永直美(レモン画翠)
■記録―――高瀬大樹(清水建設)
<プログラム>
■1.主旨説明 ――朝山秀一(東京電機大学)
■2.主題解説
・21世紀の電脳都市論――小林正美(明治大学)
・特別講演
TOKYO 2050 fibercity
―縮小する都市のための都市デザイン戦略―
――大野秀敏(東京大学)
・研究報告
1)業務施設 ――宇治川正人(竹中工務店)
2)公共建築 ――原 利明(鹿島建設)
3)都市 ――小林正美(明治大学)
4)実証実験 ――倉田成人(鹿島建設)
■3.討論
パネリスト:大野秀敏/宇治川正人/倉田成人/小林正美/原 利明
■4.まとめ ――新宮清志(日本大学)
<主旨>
ユビキタス・コンピューティング社会の到来は、個々の建築から都市計画にいたるまで、一層の革命的な変容をもたらすと予測される。80年代に坂村健(東京大学)により構想された『電脳都市』、すなわちコンピュータで溢れた21世紀の社会は、TRONプロジェクトの最終ゴールのイメージであった。ユビキタス・コンピューティング社会とは、生活環境の中に大量のコンピュータが組み込まれ、それらがネットワーク化して環境の状況を総合的に自動認識し、その情報をさまざまなサービスに利用できるようになる社会をいう。2007年現在、全国のあらゆる場所でユビキタス・コンピューティング技術を駆使した都市空間に関する実証実験が行われている。ここでは、ユビキタス建築都市特別研究委員会の中間活動報告とともに、ユビキタス・コンピューティング技術が都市空間にもたらす具体的変化について討議する。招待講演に、TOKYO 2050 fibercityプロジェクトで知られる大野秀敏(東京大学)を迎え、氏の提唱する「縮小する都市のための都市デザイン戦略
―拡張する社会から縮小する社会へ―
」に於ける、ユビキタス技術の実践的活用方法についても討議を行い、考察を深めたい
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