第15回情報交流シンポジウム
『キャンパスと地域のサステイナビリティⅡ -震災と大学キャンパス、復興期の地域との連携-』
2011年3月の東日本大震災においては、多くの人々が住まう漁村・農山村・都市市街地における未曾有な被災はいうに及ばず、大学キャンパス及びその運営においても大打撃を受けるものであった。
今回の震災を乗り越えて復興を目指していく中で、キャンパスと地域のサステイナビリティは重要な視点の一つであると考えられる。
本シンポジウムでは、「震災と大学キャンパス」を切り口として各地から話題提供いただき、大学キャンスのリスクマネジメント、大学運営におけるBCP、そして大学と地域とのあり方について、改めて見直すきっかけとしていけるよう開催した。
日時:2011年8月22日(月)13:30~17:30
会場:早稲田大学早稲田キャンパス11号館5階503号室
主催:日本建築学会都市計画委員会 キャンパス・地域連携小委員会
シンポジウム内容
主題説明 倉田直道(工学院大学/キャンパス・地域連携小委員会主査)
話題提供
1)文部科学省より「大学キャンパスの被災と復旧について」
(藤井隆/文部科学省文教施設企画部整備計画室長)
2)東北大学より「安全安心な東北大学の再生に向けて」(西川和慶/東北大学施設部長)
3)岩手大学より「キャンパスを起点とする復旧・復興支援ネットワーク」(三宅諭/岩手大学准教授)
4)筑波大学より「震災直後の学生相互ネットワークと地域連携」(田村俊和/筑波大学大学院生)
5)工学院大学より「都心立地・私立大学キャンパスの避難所機能とリスクマネジメント」
(村上正浩/工学院大学准教授)
6)キャンパス・地域連携小委員会より「震災と大学キャンパス:緊急アンケート調査結果報告」
質疑、討論、意見交換
まとめ 斎尾直子(東京工業大学)
司会:小篠隆生(北海道大学) 副司会:遠藤新(工学院大学) 記録:小松尚(名古屋大学)