CIB Commission W104 Open Building Implementation 第10回会議報告

7. 現地視察


1) 社会保険事務所ビルの住宅転用事例(パリ9区)

67戸+幼稚園
既存の中庭を拡張して、住戸間隔を確保。
既存の外壁タイル(メトロタイル)を保存。
エレベーターと階段(4カ所)設置。

中庭からの外観(1)
 
中庭からの外観(2)
外壁の白く見える部分は、パリの地下鉄駅に貼られているメトロタイル。
 
コンバージョン後の住戸の内観
既存の開口部を一部塞ぎ、採光を抑えている。


2) 国鉄社屋の住宅転用事例(パリ17区)

119戸の住宅+幼稚園
5階層を7階層に改修。外壁煉瓦の保存。

建物の外観
 
中庭側からの外観
三角形のバットレスは、補強のために今回新たに設けられたもの。
 
工事中の内観
既存のスラブを撤去し新たなスラブを挿入することによって
階数を増やしているため、既存の柱が補強されている。
写真の柱のほぼ中央部分が、既存のスラブのあった位置。


文責:南 一誠(本文),門脇耕三(図注)


1. 会議概要

2. N. J. ハブラーケンの論文

3. 基調講演(ルシアン・クロール,フランス・ファン・デル・ヴェルフ)

4. 日本からの発表

5. 海外からの発表

6. 実践事例の紹介

7. 現地視察


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