対象・条件

B-G-1

概要

垂直入射比音響インピーダンス比(実部・虚部)および垂直入射吸音率の計測結果を示す。なお、これらの結果は、24点の受音点における推定結果の平均値を示している。

計測条件 

Fig. 1に機材配置を示す。移動音源として小型ポータブルスピーカ6~8個を使用し,ピンクノイズを出力する。受音には1/2インチマイクロホンを使用し,FFT分析器により2マイクロホン間の伝達関数を測定する。上限周波数は5 kHz,周波数間隔は3.125 Hz,スペクトルの平均回数は150回とする。2マイクロホン間距離はいずれの測定においても13 mmとする。地表面–下側マイクロホン中心間距離dは15 mmとする。 地表面24点を測定する。垂直方向(ノーマル)比音響インピーダンス比は,各点の比音響インピーダンス比の算術平均によって求める。吸音率は,各点の垂直方向(ノーマル)比音響インピーダンス比から求められるアドミッタンスを算術平均し,得られたアドミッタンス平均値から求める。  

Fig. 1 機材配置

計測データ

垂直入射比音響インピーダンス比および垂直入射吸音率

IMPABS-B-G-1.xls

備考 

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計測結果

垂直入射比音響インピーダンス比

垂直入射吸音率



参考文献

[1] 黒坂優美,大嶋拓也,平栗靖浩,奥園健.広域騒音伝搬予測のためのハイパスペクトル航空画像を用いた地表面状態の分類.日本音響学会誌.2022;78(11):635-645.