3. 土地・建物の購入における重要事項説明で注意すべき点
1) 概要
建売住宅や中古住宅の購入、あるいは住宅を建てるための土地の購入の際に重要事項説明書が提示されますが、項目の数も多く目を通すのが大変です。しかし、すべてきちんと確認する必要があります。重要事項説明が義務付けられている項目以外でも、取引を判断するのに重要な事項がある場合や不安に感じていることがある場合には、販売事業者または売主に問い合わせ、書面で回答をもらうとよいでしょう。
トラブルの原因となる事柄は、住んでみて初めて知ることが多くあります。ここでは、そのようなトラブルを未然に回避する簡単な質問内容とトラブルの事例を紹介します。重要事項説明の中には、法律上、どこまで記載するのか必ずしも明確ではないものも存在します。トラブルを避けるため、重要事項説明書に記載されていない内容でも、質問してみましょう。
重要事項説明には非常に多様な内容が記載されていますが、ここでは、周辺環境に関すること、建売住宅や中古住宅の建物に関すること、土地に関すること、契約に関することに分けて説明します。