日本建築学会 建築歴史・意匠委員会
建築論・建築意匠小委員会
更新情報 本小委員会の概要 活動内容 データベース 関連情報 リンク

第9回「環境・時間・建築」をめぐって

20世紀は「空間」の世紀であった。ジークフリート・ギーディオンは前世紀に広がった新しい建築を「空間・時間・建築」という 視点から論じつつ,実は時間も建築も脇役になってしまうことを予言した。実際,前世紀の建築を最も強く彩ったものは「時間」や 「記号」でも「機械」や「幾何学」でもなく「空間」そのものであった。 しかし今日,「空間」という視点だけをたよりに,われわれが生きるこの世界の実相やその変容をとらえることは困難になりつつあ る。「空間」の限界を拡張し,あるいは越えうるようなオルターナティブが問われている。今回のセミナーでは,仮定的に主役を「環 境」に,切り口を「時間」へとずらしてみることによって,改めて,「建築」,あるいは「建築なるもの」を捉え直す視点を探ってゆ きたい。 ・日時 : ・会場 : ・趣旨説明 :岸田省吾(東京大学) ・講演 : ・司会 : ・質疑・討論:

日時 :2008年5月31日(土)15:00-18:30
会場 :東京大学工学部1号館15番教室
主旨説明 :岸田省吾(東京大学)
講演
・ファイバーシティ:大野秀敏(東京大学)
・負ける建築:隈 研吾(東京大学)
・密教建築:藤井恵介(東京大学)
・ランドスケープから:桜木直美(アースワークス・武蔵野美術大学)
司会 :岸田省吾(東京大学)
質疑・討論:前田忠直(京都大学),小林克弘(首都大学東京),林一馬(長崎総合科学大学),奥山信一(東京工業大学), 西田雅嗣(京都工芸繊維大学),崔康勲(法政大学),富永譲(法政大学)ほか

・配布資料あり