住まいのすごろくマップ

特設ステージ「まちづくり」

まちづくり

まちづくりって何だろう

よい住環境とは、ご自身の住宅と敷地だけ決まるものではありません。地域としてよい住環境であり、 調和のとれたまちなみであることが大切です。

では、地域としてのよい住環境や調和のとれたまちなみとはどのようにすれば実現できるものでしょうか。その方法は様々ですが、住宅地の場合、ご自分の住まいをしっかり管理することはもちろん、住まいのデザインや庭の使い方を独りよがりなものにせず、周りに調和したものとすること、道路や公園などのみんなのスペースを、一緒に楽しく使いながらしっかり整えて、魅力的なものとし続けることなどが考えられます。

そのためには、地域の皆さんがお互いを思いやり、話し合い、一緒に行動することが必要です。つまり、よい住環境やまちなみとは、周辺の方々も含めて住み手がよい住まい方をされており、良好なコミュニティが形成されていることの現れでもあるのです。

このように、地域の皆さんで協力し合いながら、よい住環境やまちなみを一緒に守っていこう/作っていこうとする取り組みが「まちづくり」です。

まちづくりの目標・テーマ

まちづくりの目標やテーマは地域やお住いの方々によって様々です。

しっかり作られた住宅地の場合には、住環境やまちなみを守ることがテーマになるでしょう。そのためには、住まいの形やデザイン、樹木などの緑に関する「まちのルール」を作ることなどが方法として考えられます。

密集市街地など災害が心配な地域では、防災まちづくりがテーマになります。建物を補強する、一部の道路を広げて避難ルートを確保する、防災広場をつくるといった手段が考えられます。

超高齢化などの時代の変化とともに、まちづくりにも新しい目標やテーマが加わってきました。たとえば、建物だけでなく誰もが使いやすい公共空間・地域を実現するバリアフリー・ユニバーサルデザインのまちづくり、福祉サービスが地域にしっかりと届き、根付くための福祉のまちづくりなどです。身近な医療環境と健康に暮らせるまちを実現することもテーマになるでしょう。一方、子育てしやすい環境や子どもが安心して過ごせる居場所を作ることなど、若い世代の住みやすさを考えることも重要なテーマです。

まちづくりのプロセス

まちづくりには様々な進め方があります。上に書いたまちづくりの目標やテーマによっても、あるいは地域の方々の考え方によっても、いろいろな方法があり得ます。しかし、まず話し合ってまちづくりの目標を共有すること、そして共有した目標を実現するためのルールを作ること、などが一般的な方法として考えられます。

そこでその二つのマス目を用意して、ポイントを解説しました。ぜひご覧になって理解を深め、お住まいの地域のまちづくり活動に参加してみてください。