これまで、サインチェックを目的としたワークショップを行ってきたが、多くの方がサインの文字の大きさについて意見される。文字が小さくてわかりづらいというものがほとんどである。また、トイレについては、サインがわかりづらいことによって、後付けで張り紙等をされている例が多くみられる。これらから、現状のサイン基準に問題があるのではと考え、サインの距離と視認しやすい文字の大きさに注目した。
盲学校での調査から視覚誘導サインについての弱視者への配慮は必要とされていないことがわかったため、高齢者及び若齢者を対象とした評価実験を行い、望ましい文字の大きさについて検討した。
高齢者の評価結果をもとに以下のように基準値を提案(守山市公共サインガイドラインに採用)した。