最近は可動ホーム柵が設置されるようになってきたが、駅ホームでの事故が後を絶たない。今後可動ホーム柵が増設されていくことが期待される。ところで、視覚障がい者が、駅ホーム上で安全に歩行できるように点状ブロックが設置されていることはご存知の方も多いと思う。その点状ブロックに最近は内方線がつけられているのをご存じだろうか。ホーム上の安全側を示す線上の突起である。先日、視覚障がい者に駅のバリアフリーについてヒアリングをしたところ、意外にも内方線のことをご存じない方がおられた。また、滋賀県を走るJR琵琶湖線の駅ホーム上はまだ3割程度の設置であることが判明した。
写真1 内方線のある点状ブロック
写真2 内方線のない点状ブロック