日本建築学会
環境設計運営委員会
環境バリアフリー小委員会
Subcommittee of Environmental Barriers-free

「リトルハウス」と名づけられた小さな箱は、重度の障害のある子どもが、様々な刺激を楽しめるように工夫されています。子どもはこの中に頭を入れ仰向けに寝転んで、箱の中に吊り下げられたいろいろな形、色、感触のものをさわって遊びます。ゴムでぶら下げているため軽くふれるだけでゆらゆら揺れたり弾んだりします。箱の乗っている床はわざとギシギシ音が出るように作られており、子どもが動くと箱の中で反響して大きく聞こえます。自分の意思で何かをすることが難しい子どもたちが、少し体を動かすだけで音を立てることができ、わずかにさわるだけで物を動かすことができるという装置です。(スウェーデン、ステーンキューラスクーラン)